中古車の買い方 指南  アメリカ編

 留学生が一番欲しいものは車ですよね。アメリカの中古車事情は日本とは違い、先ず中古車店ならびにディーラーの中古車ネットワークがありません。なので中古車を買うには自分の足で探すしかありません。

中古車を探すのには本当に一苦労も二苦労もします。それに中古車店もディーラーも正直とはいえませんし、吹っかけてくることももちろんあります。

鉄則としては、セールスマンのいうことは絶対に信じてはいけません。なぜなら、車のセールスマンの社会的地位はアメリカでは非常に低いです。嘘は方便というのがまかり通る職業でもあります。車の購入には細心の注意が必要ということになりますが異国の地で車のことが分からないとなるとゴビ砂漠で宝探しをしているようなものです。ここで気をつけていただきたいのは「彼が、友達が、車を知っている人が、先生が、ホストファミリーがオススメするから」は何の保障にもなりません。もしあとで、その車が事故車であってもなんの保障も受け取ることはできませんし、誰も助けてくれません、いくらホストが弁護士であっても。

しかし、この鉄則を守る限り事故車や問題のある車を買うことを最小限に防ぐことができるようになります。程度の良し悪しも非常に重要なのでそのへんも交え紹介をしてゆきます。


復習:車の購入は人任せにしてはダメです。またセールスマンを信用してもだめです。すべてを一人でではなく、まずはその車にが欠陥車でないかを調べてゆきましょう。


鉄則 1 中古車の故障発生率と欠陥をしらべましょう。

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 中古車は新車にはないものがあります。それが保障です。後付の保障もありますが、完全に壊れないかぎり保障をしてくれません。調子が悪いとか、オイルが漏れるとか、朝車のエンジンのスタートがスムースにできないなどの問題では絶対に保障はおりません。もしハイウェイで車が止まり、それが故障でも部品の劣化によるものだとこれも保障の対象にはなりません。色々と難しいです。

 だから壊れにくい車を買うことが重要になってきます。欠陥車を買うと不必要な修理費や時間、心配に常に追われることになりますし、時には新車を買ったほうが安かったということにもなりかねません(実際に本当にある話です)。

 上で紹介していますコンスーマーレポートというサイトですが、先ずはここが出発点となります。ここで車の信頼性と問題の発生率を調べることができますのでチェックしてゆきましょう。

復習:コンスーマーリポートという雑誌がかならず学校の図書館にあるはず。まずはここが出発点になります。

http://www.consumerreports.org/cro/cars/index.htm


鉄則 2 欠陥車は絶対に買わないこと

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

このページはコンスーマーレポートの中にある車種紹介の1ページです。

先ずトップに年式(1993年から97年のフォードプローブ)と車種が書いてあります。

 そしてグーグル検索の下にレビューやロードテストコメント、良い所(Pros)、悪い所(Cons)、信頼性やプライスなどが載ってありますのでチェックしてください。これはホームページからの閲覧になりますが雑誌も同じです。非常に信頼のおける評価ですので購入の際にはご活用ください。

 ここで重要なのがロードテストのコメントとリライアビリティーでの評価です。ここで信頼性がないとかかれていたり、問題があると書かれていたら絶対にその車を買ってはいけません!!!

 最初に言いましたが、信頼の置ける日本車でももちろん欠陥はあります。それ以上にアメリカ車は欠陥が笑うほどあります。「欠陥があればリコールにされるのが当たり前」などと安心してはいけません。新聞の記事で、トヨタのリコールが増えたとありますが、リコールされるだけ幸いです。欠陥があるのにも関わらずリコールしない、されるべき部品や車種がたくさんあるんです。リコールが増えた=より多くの消費者がその車を買っているということにもなります。

余談:リコールは安全性に関してだけで、エンジンがかかりにくいだとか、ミラーが落っこちただとか、オイルが漏れるなどは火がつかない限りアメリカのメーカーはなかなかリコールをしません。だから怖いんです。それに大体、保障期間を(大体が3年)過ぎたものはよほどその部品の欠陥が原因で死者が200人とかでればやっと重い腰をあげてリコールしますが、あなたがその欠陥部品で死のうがアメリカのメーカ-は屁とも思いません。だから何度もいいますが、欠陥のある車をできる限り避けるためにこの「コンスーマーレポート」に必ず目を通しましょう。

復習:コンスーマーレポートを見て、どの車が信頼性が高いか、問題が発生しにくいかを調べましょう

http://www.consumerreports.org/cro/cars/used-cars/index.htm



鉄則 2 つづき 

 

 

 


 

 

 



 

 


 コンスーマーリポートのほかにもMSNauto(http://autos.msn.com/)のように故障などの不具合や年識別の値段などを閲覧できるサイトがいくつか存在します。年別とクラス別のプライスやTrade-in value(下取りの値段)やここではkelly blue book(非常に見難いですが)とあるところがその年に製造された車の市場で取引されている相場です。値段に幅があるのは状態の良し悪しや走行距離などが関係するからです。 このようなサイトでも色々とその車に関する情報をプロが鑑定をしていたり、所有者のレビューなども交えられ載せられていますので最低2つのサイトは車の購入の際には判断材料にしていただきたいと思います。




鉄則 3 車種と年式と相場を決める

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 



 

 

 だいたいどの車種が問題が少ないか、相場がどれくらいで自分の財布からだせる車種が決まってきたと思います。

 アメ車は「豪華そうで大きいし、まさか昔のように故障はないはず」という浮気は絶対にダメです。もちろん友達にも故障もなく乗っている人もいるかと思いますが、これも色々と理由はあります。例えば、故障しているのが分かっていないとか、故障していることを認めないとか、まあそのオーナーが思いたくないだけの心情などもありますので・・・。とにかく浮気は人の場合も車の場合もいけません。

 このような(上記)雑誌がスーパーマーケットやバスの停留所などで配布されています。またインターネットや地方紙などを検索すれば、その新聞の中のused carの欄に車種別で載っていたり、販売店別で載っていたりと色々な形で掲載されていますのでチェックしてみてください。


意中の車が決まったらそれが事故車じゃないかをチェック!

 

 

 

 

 

 

 

 



一つ注意事項があります。

個人売買をしているロシア人は注意です。経験談ですが、ワシントン近郊ではロシア人が事故車を修理し販売していましたので厳重に注意をしてください。いくら「大丈夫」と言われても「セールスマンの口から出る言葉は絶対に信じない」を守ってください。事故車を買ったら泣き寝入りが原則です。もちろんすべてのロシア人ではないですので!



このサイト(http://www.carfax.com/)であなたの選んだ車が 1.事故車かどうか 2.走行距離はあっているか 3.水没車か など色々と調べることができます。

調べ方 : Enter a VIN とありますが、vin numberと車の値段やオプションの書いてあるところに一緒に書かれていますのでそれを入力します。もちろん無料ではないのでクレジットカードが必要になります。Unlimited Vehicle history reports for 24.99 です。これは複数台入力可能なのでこれで事故車かどうかなどの車の経歴をを買う前に調べることができます。



復習: 事故車や水没車であればいくらキレイでも年式が新しくても諦めましょう。それは車の形であっても車ではもうありません。日本に帰るときには売ることができませんからあなたが騙して売ることになりますので苦労します、なので買うのはやめましょう。




値段の交渉は難しいです

 



 

 

 

 

 





このサイトで(http://www.carfax.com/)相場を知ることができます。

Trade- in Value : 下取り時の値段(車を売るときの値段)。

Private party value: 個人間の売買の時に支払う相場です。

Suggested retail value: ディーラーや中古車店での買う際の相場で、この範囲だろうという値段です。

上記のサイトで十分に相場を知ることができます。他にもAuto trader.com や Cars direct.comなどがあります。

大体ディーラーで私は最高値ぐらいの2000ドルの値引きを8時間かけて行いました、しかし、欠陥車でした。なぜならコンスーマーリポートやcarfaxで調べてなかったからです。

復習: 値段の交渉で、値切りができなくて予算に会わなかったときにいい車があるとセールスマンに勧められても、その車のことをカーファックスでしらべてなかったら、絶対にその車は買わないようにしましょう!!車を買うときは時間と手間をかけて。





できる限り日本車をえらんでください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 私自身の経験談になりますが、いくら日本車のマークがついていても中身のエンジンがOEMによる生産であったりするとひどいエンジンが積まれていることがあります。なので一概にいいとはいえません。なので上記の方法で問題がないかを調べてください。


車を買うときは: 焦らない、セールスマンは信じない、妥協はさせない を念頭に頑張ってください。

自分のドリームカーを買われた方、オイル交換などのメンテナンスを行って楽しい学生ライフを送ってください!!


最後に掲示板です: 分からないことがあれば一緒にで解決してゆきましょう!

http://9116.teacup.com/goodgooddergoodest/bbs